北区でどんぐり倶楽部!

息子がおり、東京都北区でどんぐり倶楽部に取り組んでいます。まだまだ不勉強ですが、よろしくお願いいたします(^^)

どんぐり_0MX30_2018.1.18木

どんぐり_0MX30_2018.1.18木 ※本人チョイス、所要時間15分強(前後もろもろで30分)

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☆本人チョイスで、今日はキャンディーと、カルピスウォーターソーダを用意してスタートしました。

 

☆前回同様、その1枚の中で、一番短い問題を選びました。「(一番上の長い問題を指差して、)こんな長いのやったら、大変だからねぇ」とのこと。「長いから難しいとは限らないよ。短くても分からない言葉ばっかりだと、チンプンカンプンかもよぉ」と私。

 

☆1文目を私が読み上げると、「きょくげいってなに?」と聞かれたので、「うちに動物サーカスっていう絵本があって、動物さん達がすごいことを一杯してくれたでしょ。サーカスってことだね。」と説明しました。「今のは、ヒントにはならないの?」と言うので、「言葉の意味だけだから、大丈夫」と返しました。いつも思うのは、「意味」ってどういう意味?って感じなのだろうな、子供には、ということです。しかし、うまい言葉が見つからない…。

 

☆さて、1,2文目を描いたのが左のページです。波々しているのが海面、左のはテント、右の赤い球はボール6つで、薄い丸3つは鯨だそうです。たまたま、鯨3頭をこのページでは描いたようです。(始まる前に全部黙読していた可能性は否めません)

 

☆3文目を読み上げると、うーんという様子で「こっちのページに描こう」と言いながら、右ページに鯨3頭とボール6つを描き直しました。そして、4文目を読み上げると、「答え分かった」とのこと。そこで、もう一度、通しで読み、答えを「2こずつなげる」と書きました。

 

☆自信は結構あったようですが、答えは18個なので、おたから帳行きです。2文目「くじらは しっぽで 6このボールを じょうずに なげます。」で、引っかかったかな。鯨1頭ずつ、其々ボールを6つ扱えるので、3頭いれば、最終文「ボールはみんなで なんこ(→18個) なげられているのでしょう。」となるのですが、全く最終文は息子は無視しています。


どんぐり問題は、こんな風に問題文を正しく読む、つまり、国語力にも繋がっている、というのは糸山先生の講演や著書を通じて頭では理解していたつもりでしたが、今日、妙に納得しました。ちなみに、私が年長だったら、絶対解けていない自信120%です。

 

☆息子「おたから帳かぁ」、パパママ「祝い延ばしだよ。おたから帳で楽しみが増えたようなもんだね」、息子「でも、ぼくは花丸の方が好きだよ」、ママ「立派な金色の王冠を描こうかなっと」と大きめに描いて、「おたからちょうで またなつに あおうねー。」とメッセージを入れました。すると、息子も色鉛筆を持ち出して来て、大きな王冠の中に入れ子で更に2つの王冠を描き、「この子達(ちび王冠)からのお便りも書いて」と言われたので、左右に書き加えました。なんか嬉しい母でした。

 

☆息子は、普段はとてもやんちゃですが、かなりナイーヴな側面もあり、それがいつも私を妙に不安にさせてきたのでした。しかし、夏から半年間のリセットを行って、不安定に陥った年中さんの後半以前よりも、ずっと大らかさを感じるようになりました。しかも、その後、どんぐり問題を始めてからまだ数問なのに、更に変化が表れているようです。

 

☆例えば、保育園で何があったかと尋ねても、いつも指を口に当てて、おどけた様子で「しーっ!ないしょ」と言って教えてくれませんでした。面白くもあったのですが、片や様子があまり分からない。ところが、どんぐりを始めて3問目辺りから、親が訊かなくても、本人にしては詳しい説明を、しかも自発的にしてくれたりするようになりました。夫も、何がどうって訳ではないけど、色々と良い方向を向いて来た感じがするよね、とよく言います。

 

☆また、親が変わりました。息子は今も一人遊びをしませんし、しかも実に長々と続きます。例えば、家の中であれば、電車か駅名でのしりとりを1時間延々とか、絵本の言葉を反対語に置き換えて面白おかしく読むのを5冊とかを連日…。外遊びなら、本当に朝早くから日が暮れるまでを、これまた連日(夫が大変です)。これに付き合うのは時間的にも体力的にも参る(脳が疲れる…)のですが、どんぐりを始めてから「自然と」親もしっかりと向き合えるようになりました。この疲れもきっと報われているのだと、何故だか違和感なく思えてくるのです。そして、今までは、もっぱら私ですが、先を心配して今を疎かにしていたのだなぁ、と気づかされました。

 

☆就学すると環境が激変し、息子にとっては厳しい場面が多々出てくると思いますが、ですからこの時期にどんぐりに出会えたのは、我が家にとって実にラッキーだったと思うのです。