北区でどんぐり倶楽部!

息子がおり、東京都北区でどんぐり倶楽部に取り組んでいます。まだまだ不勉強ですが、よろしくお願いいたします(^^)

ママの1人どんぐりタイム_2018.6.22金 ☆Why どんぐり倶楽部?☆

☆木曜日の朝、息子が「ママは決め事ばっかり!」と怒ってしまいました。色々と裏目に出た感じです…。そこで、翌金曜日の朝、「kou君が好きに決められるならどうしたいの?」と訊いたら、「野球だけか、モンテだけか、どんぐりだけかにしたい。できれば野球だけにしたい」とのお返事…。「分かったよ。モンテはしばらく休もう(辞めようと言えず…)。どんぐりも気が向いたらで良いからね」と伝えました。

 

☆という訳で、本日は、私だけでどんぐりタイムを過ごしました。始めるときは、ひとりぼっちで寂しいもんだぜ、と思ってスタートしたのですが、そう言えば、いつも息子の問題を読み上げたりしていて、自分が取り組む問題にじっくり向き合えた試しがなかったのでした。そのことに気づくと、俄然やる気が出てきました。

 

☆私は計算はもとより、算数文章題も苦手中の苦手。中学時代の先生からは、数学だけ手を抜いているんだろうなどと誤解されるほどでした。なお、中学受験を形だけはしました(勿論落ちました)。親子で受験の意味もよく分からなかったのに(志望校も特になし)、周りの友達がみんな受験のために塾に行くというので、私も金魚のフンのように四谷大塚に行っていました(日曜日にテスト受けるだけで勉強はろくにしなかったので意味ナシ)。そのとき、植木算だの鶴亀算だの暦算だのが出てくる訳ですが、説明を読んでも聞いてもチンプンカンプンな上に(普通は予備塾に行くのですがそれもしていなかった)、問題が出たってどの方法で解くかが分からなければ意味ないじゃん、解き方だけ覚えてもそれって自分で考え出さないで解けたって意味あるのかね、などと思っていたのでした(自分じゃ決して解法を思いつけなかったので、そんな事を言えた立場じゃないのですが…)。息子には、小学生の貴重な時期をこんな風には過ごさせたくないと思ってきたのですが、どんぐり倶楽部に出会うまでは迷走していました。

 

☆さて、どんぐり問題に適切に取り組んでいれば、例えば、中学受験で出るような算数の文章題も、誘導なしの自力で、かつ、方程式など使わずに解けるような、本当の意味での考える力がつくようです。しかし、これは、結果そういうことも可能になるというにすぎず、どんぐり倶楽部が目指すところは早期教育でも受験対策でもありません。むしろ逆で、早期教育は不要とし、幼稚園・小学・中学受験も推奨していません。高速反復学習も小学生の間は未だ不要(というより害あり、タイミングが重要ということ)とあります。この時期、子供達に一番大事なのは、遊びA・友達T・「視」考力Sだからです。このため、外遊びが最重要で、あとは週2問までのどんぐり問題で足り、そして日々を「ゆっくり・じっくり・ていねいに」味わい過ごそうとなります。なお、私はどんぐり初心者で(過去ログ読みも未だ途中で、ブログ開設も糸山先生に未報告)、正しく理解し切れずに書いていると思われるので、関心がある場合は、この辺りはHPや、そこにある「思考の臨界期」とかを、ご自身でお読みになるのが良いと思います。あるいは、糸山先生の著書とか(絶対学力、新・絶対学力など)。

 

☆前置きが長くなりましたが、要は、子供に便乗する形で、齢〇〇歳の私も今更ながらに難問?に再チャレンジできるのが、実はちょっとリベンジ的で嬉しかったりするのです。しかも、今日は(既に一昨日になりましたが)誰にも邪魔されないでできるのだから、ヤッタ!です。

 

☆ここ何週間か私が苦しんでいるのは、6MX13です。方程式を立てればアッという間に解けますが、方程式を使わずにやろうとすると、どうも分からないのです。私が思わず「分からん!」というと、息子が傍に寄って来て、「あー、ママいけないんだぁ。分からないって言ったぁ」とダメ出しをしてきます。「ママ、この問題ずっとやってるね。僕みたいにおたから帳行きにすればいいのに」と茶々を入れて来ます。「絵は描けているハズなんだけど、答えが見つからないのよね」と私。「これ何?」「式よ」「式書いたのに、答え出ないの(←最近、学校で足し算の式を教わってきた)」「まず問題を全部絵に描いて、それで絵を見て動かしたりすると答えが見つかるの。最後、それを式にして書き出すだけなのよ。あらそうか、絵で答えが見つからないうちに式を書いちゃってるから、ママだめなのね。何かが違ってるんだわねぇ」

 

☆何が違うんだ?全部絵にしたはずなのに。全部?本当に全部?絵は動かした?自問自答をしながら、時間を軸に絵を描き直したり、距離を軸に絵を描き直しているうちに、漸く分かりました。登り9分で450m、下り5分で450m、差は4分!ということは、差が40分になるのは、4500m、つまり4.5kmだぁ。細かく絵に起こし切れていなかったのでした。最後の方は私の膝の上に乗っかって来ていた息子に、答え合わせをしてもらって花丸をもらいましたが、式にはバッテンを付けられました。「ママ、式だけで考えても、答えは出せないんだよ」だそうです。

 

☆む、難しかった。しかし、方程式でなら簡単に解けることが分かっていたので、そう複雑でなく答えが出せるであろうことは予め分かっていて、ただ別ルートでそこに向かえば良かったという時点で、子供達より全然ラクをしている訳です。子供たちはゼロベースから取り組んでいるのだから(海のものとも山のものとも見当がつかずにやっている)、そりゃあ楽しくなければ取り組む気になれるハズがないんだ、とやっと分かりました。おまけに、全部絵にしようねと口で言うのは簡単ですが、私だってできていませんでした…。

 

☆息子がいつどんぐり問題に戻って来てくれるか分かりませんが、折角なので、ママの1人どんぐりタイムを、満喫できるうちに満喫しようと思います。不覚にもとても楽しかったのです(^^♪ 肩に力が入り過ぎていたようなので、しばらく気分転換させてもらうことにします。

 

★6MX13(参考まで)

ふもとから山頂まで、毎分50mの速さで登るのと同じ道を山頂からふもとまで、毎分90mの速さでくだるのとでは、かかる時間が40分違います。ふもとから山頂までは何kmあるでしょうか。

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